夏や梅雨の時期になると増えるのが、
「エアコンの効きが悪い」
「カビ臭い」
「風が弱い」
といった相談です。
カーエアコンの不調は「ガス」「フィルター」「臭い」の3つが原因になっていることが多いです。
今回は、現役整備士の視点で、エアコンを快適に使うための基本をわかりやすく解説します。
目次
1. エアコンガスは“減るもの”
「エアコンガスって勝手に減るものなんですか?」
これはよく聞かれる質問です。
結論から言うと、エアコンガスは少しずつ減っていきます。
カーエアコンは完全密閉ではないため、年数が経つと微量ずつ漏れていきます。
こんな症状はガス不足かも
- 冷えが弱い
- アイドリング中だけ冷えない
- エアコンONでぬるい風が出る
- コンプレッサーの作動音が頻繁に変わる
ただし注意したいのは、「ガスを入れれば直る」とは限らないこと。
ガス漏れや部品故障が原因の場合、補充してもまた冷えなくなります。
そのため、最近は“ガス量を測定しながら回収・再充填する機械”で整備する店舗も増えています。
故障かな?と思う前にチェックしてもらいたいこと
- A/CスイッチがOFFになっていないか
- 青空駐車でダッシュボードが高温になっていないか
意外と多い問い合わせです。
気づかないうちにA/CスイッチがOFFになっていたり、
青空駐車でダッシュボード下にあるエアコンユニット自体が高温になり一時的に性能が低下している。
整備工場に出向かなくても解決する可能性があるので注意してみましょう。
2. エアコンフィルター、交換してますか?
定期的に交換されている方も多いエアコンフィルター。
家庭用エアコンと同じで、クルマにも空気をろ過するフィルターがあります。
フィルターが汚れると…
- 風量が弱くなる
- 窓が曇りやすい
- ニオイの原因になる
- 花粉やホコリが増える
特に、長期間交換していない車はかなり汚れていることがあります。
交換目安
一般的には
1年または1万km前後が交換時期となります。
- 花粉が多い地域
- ペットを乗せる
- タバコを吸う
- 山道やホコリが多い
- 外気循環での使用が多い
- 車内でブランケットやカーペット等を使っている
こういった環境では定期的な交換がおすすめです。
最近は付加価値のついたフィルターも数多くあります。
自分に合った商品を選びましょう。
3. エアコンの嫌な臭いはなぜ出る?
エアコン使用時の「カビ臭いニオイ」。
これはエバポレーターという部品に発生したカビや雑菌が原因のことが多いです。
エアコン内部は、
- 冷える
- 結露する
- 暗い
という条件が揃っているため、カビが発生しやすい環境です。
消臭方法には種類がある
よくあるのは、
- スプレータイプ
- 燻煙タイプ
- エバポレーター洗浄
など。
ニオイが出てからでも良いですが、フィルターの交換と併せて定期的な洗浄がおすすめです。
ほとんどの商品の持続期間は半年〜1年ですが、車検の時の施工だけでも充分かと思います。
整備士おすすめ商品
ここでは私のおすすめ商品をいくつか紹介します。
マキシクール 30ml

経年により抜けてしまうガスとオイルを補充できる商品です。
車検時に施工することで冷却効果を維持することができ、故障によるガス漏れかの判断にも役に立ちます。
ガスには種類があるので整備工場に相談しましょう。
クリーンエアフィルター
カーエアコンメーカーが販売しているフィルターで、付加価値のついたプレミアムタイプもラインナップされています。
車種によって品番が異なりますので購入時に注意が必要です。
エバポレーター洗浄剤
ニオイの原因となるエバポレーターに直接スプレーするタイプの洗浄剤です。
DIYでもできますが整備工場にお任せするのが良いでしょう。
まとめ
カーエアコンは、
- エアコンガス
- フィルター
- 消臭
この3つを定期的にメンテナンスするだけで快適さがかなり変わります。
特に暑くなる前の点検がおすすめです。
「冷えが弱いけどまだ大丈夫かな…」
と思っているうちに、コンプレッサー故障など高額修理につながるケースもあります。
早めの点検・メンテナンスで、快適なカーライフを維持しましょう!

コメント