車検代を安くする方法とは?現役整備士がわかりやすく解説

車を所有していると必ずやってくる「車検」。

「できるだけ安く済ませたい」
「ディーラー車検は高いと聞くけど本当?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、車検代を安くする方法と、安さだけで選ぶ際の注意点について現役ディーラー整備士が解説します。


そもそも車検費用の内訳は?

車検費用は大きく分けると次の2つです。

① 法定費用

  • 自動車重量税
  • 自賠責保険
  • 検査手数料(印紙代)

これはどこで車検を受けても基本的に同じです。

② 点検・整備費用

  • 24か月点検
  • 部品交換
  • 工賃
  • 検査費用

車検費用の差が出るのは主にこちらです。


車検代を安くする5つの方法

① 複数の業者で見積もりを取る

最も効果的な方法で、最も手間のかかる方法です。

  • ディーラー
  • 車検専門店
  • 整備工場
  • ガソリンスタンド

同じ車でも数万円の差が出ることがあります。

ただし、単純な総額だけでなく、どこまで整備するかも確認しましょう。

概算見積もりだけではブレーキやライトの明るさ等は判断できません。

さらには車検満了日までに余裕をもって行動する必要があります。


② 早期予約割引を利用する

最近は早めに予約すると割引になる店舗が増えています。

例えば

  • 6か月前予約
  • 3か月前予約
  • 1か月前予約

などです。

数千円の割引でも積み重なると大きな差になります。


③ 普段からメンテナンスをする

車検直前にまとめて修理すると高額になりやすいです。

例えば

  • エンジンオイル交換
  • ワイパー交換
  • バッテリー点検
  • タイヤ管理

を日頃から行っていれば、車検時の追加整備を減らせます。


④ 不要な整備を見極める

見積もりには

  • 今すぐ必要な整備
  • 自動車メーカーが交換を推奨している整備
  • 予防整備

が混在していることがあります。

例えば

「車検には問題ないが、定期的な交換をおすすめします」

という項目です。

安全に関わる部品は交換すべきですが、すべてを車検時に実施する必要がない場合もあります。

整備士に

「車検に通るために必要な整備はどれですか?」

と聞いてみるのがおすすめです。


⑤ ユーザー車検を利用する

自分で陸運局へ持ち込む方法です。

点検整備を自分で行える方なら大幅に安くできます。

ただし、

  • 点検知識が必要
  • 平日に休みが必要
  • 不合格時は再検査

などのデメリットもあります。

整備に慣れていない方にはあまりおすすめできません。


安さだけで選ぶのは危険

車検費用が安くても、

  • 点検が不十分
  • 故障の見落とし
  • 説明が少ない

といったケースもあります。

車検は、現時点で安全に乗れる状態かどうかを点検するものです。

価格だけでなく、

  • 説明が丁寧か
  • 整備内容が明確か
  • 質問しやすいか

も重要なポイントです。


まとめ

車検代を安くするコツは、「安い店を探すこと」よりも「普段から車を良い状態に保つこと」です。

定期的なメンテナンスを行っていれば、高額な修理が発生する可能性は大きく下がります。

普段から行きつけの整備工場を作っておけば、クルマの状態、お客様に応じた整備を勧めてくれるはずです。また、そうであるべきだと考えます。

見積もりの中には、いろいろな商品が含まれているケースが多いです。

これは様々な使い方、価値観を持ったお客様に、ニーズに合った整備を提案する為でもあります。

何も勧めなかったら怒る人もいらっしゃいますからね。(笑)

ですから、オプション盛々の見積もりを出されて

「ぼったくり!!」

と感じる人もいるでしょう。

ただ、それは自分に必要な整備がなかったというだけで、断れば良いだけです。

納得した内容で車検を受けることが、結果的に満足度の高い車検につながります。

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