梅雨の時期になると、雨の日の運転が一気に増えてきます。
そんな時に重要になるのが「ワイパー」の状態です。
劣化したワイパーは視界不良の原因になり、特に夜の運転で事故のリスクを高めることがあります。
今回は、梅雨時期に確認したいワイパーのポイントについて、現役整備士目線で解説します。
目次
ワイパーが劣化するとどうなる?
ワイパーゴムは紫外線や熱、雨風によって少しずつ劣化しています。
劣化すると、こんな症状が出てきます。
- ガラスにスジが残る
- 水がにじむ
- ビビり音がする
- 拭きムラができる
- 雨の日に前が見えにくい
特に夜間や高速道路では、視界不良が大きな危険につながります。
「まだ使えるから大丈夫」と思っていても、突然見えづらくなるケースは少なくありません。
ワイパー交換の目安
一般的には、
- ワイパーゴム:1年
- ワイパーブレード本体:2年
程度が交換目安と言われています。
ただし、
- 青空駐車が多い
- 使用頻度が高い
- 雪や黄砂の地域
では劣化が早まることもあります。
ゴムが切れている場合は、すぐ交換がおすすめです。
ちなみに私は少しでも筋が出るのが嫌なので、半年毎に交換しています。
フロントガラスの油膜も注意
ワイパーを交換しても、
- ギラつく
- 水が弾きすぎる
- 拭きムラが残る
場合は、ガラス側に油膜が付着している可能性があります。
油膜があると、ワイパー性能を十分に発揮できません。
ガラスクリーナーや油膜除去剤での清掃も効果的です。
車検にも関係する?
ワイパーゴムが切れていたり、正常に拭き取れない状態だと、車検時に指摘される場合があります。
特にフロントガラスの視界確保は安全上重要なポイントです。
雨の日に安心して運転するためにも、定期的な交換がおすすめです。
ワイパーを長持ちさせる方法
ワイパーは消耗品ですが、普段の使い方で寿命が変わることがあります。
少し意識するだけでも、劣化を遅らせることができます。
ガラスが乾いた状態で動かさない
乾いたガラスの上でワイパーを動かすと、ゴムに大きな負担がかかります。
特に砂やホコリが付いた状態では、ゴムを傷める原因になります。
フロントガラスが乾いている時は、ウォッシャー液を使ってから作動させるのがおすすめです。
小雨の時にワイパーを使うのも同じですので、ウォッシャー液を使ってガラスを充分に濡らしてから使用しましょう。
ガラスを定期的に掃除する
フロントガラスに汚れや油膜が付着していると、ワイパーゴムへの負担が増えます。
汚れを引きずることで、ビビり音や拭きムラの原因にもなります。
定期的なガラス清掃は、視界確保だけでなくワイパー保護にも効果的です。
撥水コーティングを施工する
ワイパーの使用頻度を減らすという事であれば、ガラス撥水コーティングの施工もおすすめです。
ガラス撥水コーティングにはフッ素系とシリコン系があります。
色んなコーティングがされたクルマを見てきましたが
フッ素系は
- 2〜3年の高耐久
- 水弾きはシリコン系に劣る
シリコン系は
- 耐久性は低く3〜6ヶ月毎に塗り直す
- 水弾きは感動するレベル
という印象です。
他にも撥水機能を持たせたワイパーゴムも販売されています。
ゴムを変えるついでに撥水機能も付加できる、一石二鳥というやつですね。
それぞれ求める性能が違うので、予算も含めて検討してみましょう。
雪や凍結時は無理に動かさない
冬場にワイパーが凍り付いた状態で動かすと、ゴム切れやモーター故障につながることがあります。
凍結している場合は、解氷してから使用しましょう。
定期点検が一番大切
ワイパーは「前が見えにくいから交換」ではなく、早めの点検が重要です。
拭き取りが悪くなった時点で交換すると、雨の日のストレスも減り、安全性も高まります。
ディーラーのメンテナンスパックに入っている方は1年点検で交換しているのではないでしょうか?
パックに入ってない方も、交換するタイミングを決めておくと1年を通して快適に過ごせると思います。
まとめ
ワイパーは小さな部品ですが、安全運転には欠かせません。
梅雨入り前のこの時期は、
- ワイパーの拭き取り状態
- ゴムのひび割れ
- ビビり音
- ガラスの油膜
を一度確認してみてください。
「最近見えにくいかも…」と思った時が交換のタイミングです。
快適で安全な梅雨ドライブのために、早めのメンテナンスをおすすめします。

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