「最近、燃費が悪くなった気がする」
「ハンドルが重い…」
「タイヤの減り方がおかしい」
そんな時、注意してもらいたいのが“タイヤの空気圧”です。
エンジンオイル交換は気にしていても、空気圧は「いつ点検したか覚えていない」という方も少なくありません。
しかし、タイヤの空気圧は車の安全性に直結する大切な項目です。
今回は、現役整備士の視点で「タイヤの空気圧の重要性」について解説します。
目次
空気圧が低いとどうなる?
① 燃費が悪化する
空気圧が低いタイヤは、路面との接地面積が増えます。
するとタイヤが転がりにくくなり、エンジンに余計な負担がかかります。
その結果、燃費が悪化してしまいます。
② タイヤが偏摩耗しやすくなる
空気圧不足のタイヤは、タイヤの両端が減りやすくなります。
逆に空気圧が高すぎると、中央だけが減ることもあります。
偏摩耗すると、
- タイヤ寿命が短くなる
- ロードノイズが増える
- 乗り心地が悪化する
など、デメリットが増えてしまいます。
③ 最悪の場合はバーストの危険も
空気圧不足の状態で高速走行すると、タイヤが大きくたわみます。
その状態が続くとタイヤ内部に熱が溜まり、最悪の場合はバーストにつながることもあります。
特に、
- 高速道路をよく使う
- 長距離移動が多い
- 夏場の走行
このような条件では注意が必要です。
空気圧は自然に減る
「パンクしてないのに減るの?」
と思う方もいますが、タイヤの空気は自然に少しずつ抜けていきます。
一般的には、1か月で5〜10%程度減ると言われています。
そのため、空気圧点検は“定期的”に行うことが大切です。
量販店で窒素ガスを充填するサービスもありますが、個人的に必要性はあまり感じません。
これは体験談ですが
職場で車検入庫のお客様から
「窒素ガスを入れてるから調整しないで!」
というご用命をもらいますが、点検をしてみると大体の方が指定空気圧より低くなっています。
窒素ガスは通常の空気よりは抜けにくいですが、全く抜けないわけではありません。
点検頻度の目安
理想は月に1回です。
ただ、最近はセルフのガソリンスタンドが増えたり
空気圧の点検だけで入庫するのはめんどくさい
という理由もあり、月に1回は難しいと思います。
ですので点検のタイミングとしては
- オイル交換時
- 長距離運転の前
- 季節の変わり目(スタッドレスタイヤの入れ替え)
が良いでしょう。
余談ですが、私は自分のクルマには空気圧センサーを取り付けおり
センサーをエアバルブに取り付け、専用のモニターやアプリで簡単に現在の空気圧を確認できます。
パンクの早期発見にも一役買うのでかなりオススメです。
適正空気圧はどこで確認する?
適正空気圧は、運転席ドア付近のシールに記載されていることが多いです。
車種ごとに適正値は違うため、
「なんとなく多め・少なめ」
ではなく、メーカー指定値を基準に調整することが重要です。
また、タイヤの種類によってはメーカー指定値より高めに調整が必要な場合がありますので
詳しいことは整備工場に聞いてみましょう。
私が空気圧センサーで空気圧をモニターしていて思うのは、
夏は指定空気圧に調整、それ以外の季節は指定空気圧から1割増し程度に調整するのがベストだということです。
理由は外気温度によって、夏はタイヤ内の空気が膨張することで走行中かなり空気圧が高くなり、
冬は空気が収縮することで空気圧が低くなってしまうためです。
空気圧に関しては人によって持論もあると思うので参考までに・・・
まとめ
タイヤの空気圧は、
- 燃費
- 安全性
- 乗り心地
- タイヤ寿命
に大きく関わっています。
しかし、点検自体は数分で終わる簡単なメンテナンスです。
「最近点検していないな…」
という方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
小さな点検が、大きなトラブル防止につながります。

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